ICE

日本の旅行会社に鉄道チケットを卸して続けて20年以上、 そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ。

今回はドイツの高速列車ICEのお話です。

ドイツの高速列車ICEとは

2018年度 ICE路線網

ドイツ版の新幹線であるICEはドイツ国内を中心に隣国のオランダ・ベルギー・フランス・オーストリア・スイスにも乗り入れています。

高速新線もどんどん建設されており、2017年12月にはBerlinとMunchenの間にも高速列車専用の線路が完成しました。

この線路の完成によって所要時間2時間短縮され、約4時間で移動が可能になりました。

CopyRight Deutsche Bahn AG

私はICEのスタイリッシュなこのデザインが大好きです。

新幹線に「のぞみ(N700系/700系)」や「はやぶさ(E5系/H5系)」があるようにICEも下記の6つに分類される。

  • ICE1(BR401 Redesign型)
  • ICE2(BR402 Redesign型)
  • ICE3(BR403前期型&後期型&Redesign型/BR406型&Redesign型/BR407型)
  • ICE4(BR412型)
  • ICE-T(BR411前期型&後期型/BR415型)
  • ICE-MET

左からICE1/ICE2/ICE3/ICE4   CopyRight Deutsche Bahn AG

2018年現在、ICE1とICE2はすでに改装済みです。

ICE3のBR403型及びBR406型は2017年から2020年の間で全ての車両のリニューアルを完了予定。

ちなみにこの6種類のICEの中で最新型は2017年12月に営業運転を開始したICE4になります。

様々な特徴がある座席

基本の車両編成は下記の3つになります。

  • 1等車両
  • 2等車両
  • 食堂車orビュッフェ

幼児用個室やVIP座席など特徴ある様々な座席があります。最新のICE4にはICEシリーズの中で初めて自転車エリアも新登場しました。

DBラウンジ

1等乗車券をお持ちの方は、駅構内にあるDBラウンジも利用可能です。

ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』で申込むとお勧めの席を提案してくれます。

おまかせ予約

おまかせ予約とは、列車の選択・座席の選択・チケットの組合せなどを鉄道マニアに全て“おまかせ”してチケットを予約したい方の申込方法です。